会社のパソコン管理台帳の作り方
記録する項目と記入例【2026年】

会社のパソコン管理台帳の作り方 何台・誰が・いつまで、がすぐ分かる

パソコンの管理台帳は、「どのパソコンを」「誰が使っていて」「いつまで使えるか」が分かれば十分に役に立ちます。最初から細かく作りこむより、ExcelやGoogleスプレッドシートで1台1行の表を作り、買ったとき・渡したとき・返してもらったときに必ず更新する方が長続きします。この記事では、記録する項目と記入例、続けるためのルールをまとめました。

記事の項目を入れた管理台帳のひな形(Excel)を、無料でダウンロードできます。

※価格は2026年11月3日時点の税込価格です。価格・在庫は変わることがあるため、最新の情報は各商品ページでご確認ください。

台帳があると助かる場面

台数が少ないうちは覚えていられても、5台、10台と増えると、次のような場面で調べるのに時間がかかるようになります。

こんなとき台帳があれば
パソコンが故障した保証が残っているか、どこで買ったかがすぐ分かる
Windowsや Office のサポートが終わる何台が対象か、すぐに数えられる
社員が辞める貸していたパソコンと付属品がそろっているか確認できる
セキュリティソフトの更新時期どのパソコンの期限がいつ切れるか分かる
パソコンをなくしたどの機種で、どんなデータが入っていたかをすぐ伝えられる

記録しておきたい項目

まずは必須の項目だけで始めて、慣れてきたらあればの項目を足していくのがおすすめです。

項目書く内容の例
必須管理番号PC-001 のような社内の番号。本体にもシールで貼る
必須メーカー・機種名・型番同じ機種を追加するときや、修理を頼むときに使う
必須製造番号(シリアル番号)本体の裏のラベルや、メーカーのサポート用アプリで確認できる
必須購入日・購入先保証や問い合わせのときに確認する
必須保証の期限メーカー保証と延長保証の両方。保証書の保管場所も
必須使っている人・置き場所社員名、または「受付」「会議室」など
必須状態使用中・予備・修理中・処分済み
あればWindowsのエディション・バージョンWindows 11 Pro 25H2 など。サポート終了の時期を確認するため
あればOfficeの種類Microsoft 365 / Office 2024 / WPS Office など
あればセキュリティソフトと期限更新の時期を逃さないため
あれば付属品充電器、リカバリUSB、マウスなど
あれば暗号化(BitLocker)の有無なくしたときに、データが読まれにくい状態だったか確認するため

記入例

1台1行で、横に項目を並べます。社員が増えても、行を足すだけで済みます。

管理番号機種名製造番号購入日購入先保証期限使う人OSOffice状態
PC-001HP 250R G95CD000XXXX2026/04/01and pc2029/03/31(延長保証)山田Windows 11 ProOffice 2024使用中
PC-002ThinkPad E16 Gen 1PF0XXXXX2026/05/10and pc2026/11/09(当店6か月)佐藤Windows 11 ProOffice 2024使用中
PC-003(前の機種)XXXXXXXX2020/04/01家電量販店終了―Windows 10Office 2019処分済み(2026/05 データ消去済み)
PC-001
機種名HP 250R G9
製造番号5CD000XXXX
購入日2026/04/01
購入先and pc
保証期限2029/03/31(延長保証)
使う人山田
OSWindows 11 Pro
OfficeOffice 2024
状態使用中
PC-002
機種名ThinkPad E16 Gen 1
製造番号PF0XXXXX
購入日2026/05/10
購入先and pc
保証期限2026/11/09(当店6か月)
使う人佐藤
OSWindows 11 Pro
OfficeOffice 2024
状態使用中
PC-003
機種名(前の機種)
製造番号XXXXXXXX
購入日2020/04/01
購入先家電量販店
保証期限終了
使う人―
OSWindows 10
OfficeOffice 2019
状態処分済み(2026/05 データ消去済み)

※製造番号・日付は記入のイメージです。

ルーター、プリンター、液晶モニターも同じ表に入れておくと、入れ替えの時期が見えやすくなります。シート(タブ)を「パソコン」「周辺機器」に分けても構いません。

パソコン管理台帳のひな形(Excel)を無料でダウンロード

この記事の項目をそのまま入れた表です。「パソコン台帳」「周辺機器」「処分の記録」の3つのシートに分かれていて、保証の残り日数を自動で計算し、サポートが終わったWindowsやOfficeは赤で表示します。メールアドレスなどの登録はいりません。

Excelファイルをダウンロード(約18KB)

※マクロは入っていません。Googleスプレッドシートで使う場合は、ダウンロードしたファイルをGoogleドライブにアップロードして開いてください。

台帳に書かない方がよいもの

台帳は何人かで見ることが多いため、次のものは書かないようにしましょう。

  • パスワード:Windowsやメール、各サービスのパスワードは、台帳とは別の安全な方法で管理する
  • Officeなどのプロダクトキー:控えるなら、見られる人を限った別の場所に保管する
  • BitLockerの回復キー:Microsoft アカウントや会社の管理の仕組みに保存し、台帳には書かない

台帳のファイル自体も、見たり書き換えたりできる人を決めておくと安心です。セキュリティの基本は「中小企業がまずやるべきパソコンのセキュリティ対策7つ」でまとめています。

管理番号の付け方のコツ

  • 番号は使う人の名前ではなく、通し番号にする(人が替わっても番号はそのまま)
  • 処分したパソコンの番号は、ほかのパソコンに使い回さない
  • 本体の裏や天板など、目につく場所にシールで貼る
  • 充電器にも同じ番号を貼ると、取り違えを防げる

台帳を更新するタイミング

台帳は作るより、更新し続ける方が大変です。更新する5つのタイミングを決めて、そのたびに必ず書き換えましょう。

1買ったとき機種・製造番号・購入日・保証期限を記録
2渡したとき使う人と付属品を記録
3故障・修理状態を「修理中」に。修理内容もメモ
4返してもらったとき付属品がそろっているか確認
5処分したとき行は消さず「処分済み」に。消去した日も

あわせて、更新する担当者を1人決めておくと、「誰かが直すだろう」と放っておかれることを防げます。入れ替えの流れは「社員のパソコンを入れ替えるときの進め方」、新しい人に渡すときは「新入社員のパソコン準備チェックリスト」も参考にしてください。

年に1回の見直しチェックリスト

  • 管理番号のシールを見ながら、台帳と実物がそろっているか確認した
  • 保証が1年以内に切れるパソコンを確認した
  • セキュリティソフトの期限を確認した
  • サポートが終わったWindowsやOfficeが残っていないか確認した
  • 使われていない予備のパソコンの扱いを決めた

台帳で確認したいサポート終了

製品サポート終了日
Windows 102025年10月14日(終了済み)
Office 2016 / Office 20192025年10月14日(終了済み)
Office 20212026年10月13日(終了済み)

出典:Microsoft「End of support for Office 2021」ほか。

サポートが終わった製品は、弱点を直す更新が届きません。台帳の「OS」「Office」の列で該当するパソコンを探し、早めに入れ替えを計画しましょう。くわしくは「Windows 10のサポートが終わったパソコン」と「Office付きパソコンの選び方」をご覧ください。

管理しやすいパソコンのそろえ方

台帳を楽にするいちばんの近道は、機種をそろえることです。付属品や設定の手順が共通になり、故障したときも予備と入れ替えるだけで済みます。会社で使うなら、暗号化(BitLocker)やまとめて管理する機能がある Windows 11 Pro がおすすめです。

まとめて管理するなら:Windows 11 Pro

ASUS ExpertBook P1(新品)

新品でWindows 11 Pro。有線LAN付きの14型・約1.40kg

ASUS ExpertBook P1 P1403CVA の製品写真
社内・事務Windows 11 ProOffice 2024 同時購入可新品
CPUインテル Core 3 プロセッサー 100U
メモリ/SSD8GB/256GB
画面14.0型 フルHD(1920×1080)非光沢
重さ約1.40kg〜
OSWindows 11 Pro
端子有線LAN・HDMI・USB Type-C×2・USB Type-A×2

94,800円〜(税込)

新品で Windows 11 Pro を選びたい会社向けの1台です。有線LANの差し込み口があり、変換アダプターなしでオフィスのネットワークにつなげます。メモリは8GBなので、メール・文書作成・表計算が中心の事務作業向けです。Office Home & Business 2024 を同時に購入することもできます。

ASUS ExpertBook P1 の商品ページを見る

ASUS ExpertBook P1 の特徴と選び方を読む

Lenovo ThinkPad E16 Gen 1(中古・21JQS3AP00)

第13世代 Core i5 の ThinkPad。大きめの16型・Windows 11 Pro

Lenovo ThinkPad E16 Gen 1 の製品写真
社内・事務Windows 11 ProOffice 2024 同時購入可当店6か月保証
CPUインテル Core i5-1335U(第13世代)
メモリ/SSD16GB/256GB
画面16型 WUXGA(1920×1200)
重さ約1.77kg
OSWindows 11 Pro
保証当店6か月保証(自然故障)

82,800円(税込)

縦に少し広い16型(WUXGA)で、Excelの表や資料が見やすい ThinkPad です。第13世代の Core i5 とメモリ16GBで、事務作業なら余裕があります。中古品のため、在庫は1台ずつの販売です。

ThinkPad E16 Gen 1(中古)の商品ページを見る

※中古の在庫は入れ替わります。同じ機種を複数台そろえたいときは、新品の ASUS ExpertBook P1 が向いています。

価格をおさえるなら:Windows 11 Home

少人数で、社外に持ち出すことが少ないなら、Home のモデルで費用をおさえる方法もあります。台帳で使う人と状態を管理しておけば、Home でも十分に運用できます。

HP OmniBook 3 16

16型の大きな画面で、予算をおさえたいときに

HP OmniBook 3 16 の製品写真
社内・事務テンキーOffice 2024 同時購入可2モデルから選べる
CPUAMD Ryzen 5 40/Ryzen 5 230(モデルで選択)
メモリ/SSD16GB/256GB・512GB(モデルで選択)
画面16型 IPS 非光沢(1920×1200)
重さ快適モデル:約1.64kg
OSWindows 11 Home

126,800円〜(税込)

16型の大きな画面とテンキーで、文字が見やすく入力もしやすい構成です。ファイルを多く保存するなら、SSD 512GBのモデルを選ぶと安心です。

HP OmniBook 3 16 の商品ページを見る

Lenovo IdeaPad Slim 3i Gen 11(83RR00BXJP)

新しい世代の Core 5 と縦に広い画面。15型でも約1.59kg

Lenovo IdeaPad Slim 3i Gen 11 の製品写真
社内・事務テンキーOffice 2024 同時購入可
CPUインテル Core 5 プロセッサー 320
メモリ/SSD16GB/512GB
画面15.3型 WUXGA(1920×1200)IPS 非光沢
重さ約1.59kg
OSWindows 11 Home

122,800円(税込)

画面の縦の比率が少し大きい(16:10)ので、Excelの行や書類を一度に多く表示できます。テンキー付きで、15型クラスとしては軽めの約1.59kg。社内で席を移動したり、会議室に持っていったりすることがある会社に向いています。

IdeaPad Slim 3i Gen 11 の商品ページを見る

そろえ方のコツは「社員用パソコンを複数台そろえるポイント」、HomeとProの違いは「Windows 11 HomeとProの違い」でくわしくご説明しています。

よくあるご質問

Q. 専用の管理ソフトは必要ですか?

数十台くらいまでなら、ExcelやGoogleスプレッドシートで十分に管理できます。台数が増えて更新が追いつかなくなってから、専用の仕組みを考えても遅くありません。

Q. ExcelとGoogleスプレッドシート、どちらがよいですか?

何人かで見たり更新したりするなら、同じファイルを同時に開けるGoogleスプレッドシートや、OneDrive・SharePointに置いたExcelが便利です。どちらでも、見られる人を決めて共有することが大切です。

Q. レンタルやリースのパソコンも台帳に入れますか?

はい、入れておきましょう。「購入先」の欄に契約先を、「保証期限」の欄に返却の期限を書いておくと、返し忘れを防げます。

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この記事は、パソコンの販売と初期設定を毎日行っている and pc 編集部(株式会社ifreees)がまとめました。